企業理念に基づいた理想の会社づくり

◆ ~仕事が楽しくて会社に行くことがワクワクする社風を定義する手法~

 

理想のイメージを言語化できる小説の10の特徴

仕事が楽しくて会社に行くことがワクワクする、そんな会社の社風を、誰もがわかるように理想の会社を小説にしてみました。

私は、働く人々が会社を通して社会とのつながりを感じ、働くことそのものが自己実現になるとしたら、それは、本当にすばらしいことだと思ってきました。そのような会社をつくるためには、それぞれの職場や会社の「理想=Purpose」のイメージを持ち、それを仲間と共有することがとても重要なことだと思います。

そのために最も適した手法が、理想の会社を小説化することだと思いました。小説の大きなメリットというのは、イメージを具体的に頭の中で映像化しやすく、また、その具体的なイメージを仲間と共有することが容易にできます。

「理想の会社」を描くことができれば、社員はどのような状況に置かれたとしても、その時自分がどのような発言をして、どのような行動をすることが最適なことなのかが、すぐにわかるようになります。理念に基づいた判断に迷いがなくなり、ベストな対応ができるようになります。見当違いな判断をすることがなくなる為、それぞれの能力をいかんなく発揮できるようになるのです。

次に、「理想の会社」を小説にした場合の特徴をあげてみたいと思います。

○ 会社で働く社員が最も輝いている情景や、お客様との理想的な関わり方などを、具体的に描くことができる。
○ 心の中を描くことで、社員の行動の背景にある、思いなどを伝えることができる。
○ 時系列に、社内の人間関係やお客様との信頼関係などの変化を表現することができる。
○ 社員は、明確な行動基準ができることで、自分の行動に迷いがなくなる。
○ 使う言葉や行動の速さまで、明確に表現することができるので、読み終わった瞬間から、どうすればいいかがわかる。つまり、即効性のある実践マニュアルになる。
○ いつでも新たな物語を追加することができ、より高いレベルの理想の会社へと進化し続けることができる。
○ 物語であることから、興味を持って、ワクワクしながらすべての内容を理解し、最後まで楽しみながら読み切ることができる。
○ 経験値に左右されず、新入社員から、経営トップまで、同じイメージを共有することができる
○ 会社情報としてお客様に公開することで、共感とともにファンになっていただくことができる。
○ 家族に読んでもらうことで、理解・共感を得ることができるだけでなく、そのような理想を目指す会社で働いていることを、家族も誇りに思ってくれるようになる。

このように「理想の会社」を描くことは、たくさんのメリットがあります。とはいえ、実際にこのような会社をつくることは、簡単なことではないでしょう。理想と現実の間にあるギャップに、たじろいでしまうこともあるかもしれません。しかし、その大変なことの中にこそ、本当の成長があると思いますし、その成長一つ一つが、人生を充実感で満たし、心を豊かにしてくれるものだとも思っています。

すべての人たちが夢と勇気と笑顔に溢れた社会を創ることが、私の夢です。この理想のイメージづくりが、そのきっかけになるとしたら大変嬉しく思います。

株式会社アントレプレナーセンター
福島正伸

 

【ダウンロードはこちらより可能です】
理想の会社 小説(全80ページ)