すべての人が持つ「自立型姿勢」

◆ ~どんな状況でも迷わず、すべてを楽しむ考え方~

 

自立型姿勢の六原則

 どんな状況においても困難を楽しみ、道を切り拓く思考を、私は「自立型姿勢」と呼んでいます。つまり、どのような環境に置かれていたとしても、自分自身の考え方を大切にすることです。私自身の経験を踏まえてお伝えしたいことは、以下、自立型姿勢についてまとめた六原則です。

○第一原則、問題をプラス受信する  
○第二原則、自分自身に問題の根本的原因があると考える
○第三原則、状況の変化や相手に期待せず、自らの可能性に期待する
○第四原則、今、自分にできることから全力で取り組む  
○第五原則、本物・一流を目指して成長し続ける
○第六原則、相手を全面的に認め、信頼する

 それでは、この六原則に基づいて考えてみましょう。たとえば、会社が不況で業績不振に陥っているとします。どんなに頑張って仕事をしたとしても、年収は上がるどころか下がるばかりです。さて、どうしたらよいでしょうか。
 こんな時でも、第一原則でまず、自分の出番がきた、と受け止めます。会社がこのような状況にあるときは、業務を革新する提案が受け入れられる可能性が高くなります。そして、第二原則で、会社の社会的価値がなくなってきているにも関わらず、自分が何もしていなかったことに原因を見出します。さらに、第三、第四原則で自分から新規事業及び、業務革新提案書をまとめて、会社に提案します。また、第五原則で他の社員を支援して、誰もがお客様に価値を提供することができるように全力を注ぎ込みます。このような時ほど、より社会に貢献できる会社に変革できるチャンスとなり、自分の営業力、企画力も高めることができます。
 もう一つ、別の例を考えてみましょう。はじめて商品を納めた顧客から、商品の品質についてクレームの電話があったとします。この場合はまず、第一原則でチャンスとして受け止めます。どのようなチャンスかといえば、一つには商品の品質をさらに上げるチャンスです。また、お客様との信頼関係を深めるチャンスです。そして、自分自身の成長をはかる素晴らしいチャンスです。次に、第二原則で、自分の不注意で品質の悪い商品を納めてしまったことに原因があったと考えます。第三、四原則でその場ですぐに品質の良い商品を自ら届けます。そこで、顧客からどのような点で品質に問題があったかをうかがって、すぐに開発・製造部へ提案書を送ります。それらと同時に、クレームのあったお客様に対して、お詫びと感謝の手紙を書きます。「今後、どのようなご指摘でも、すぐに私が伺います。会社をより良く変革できる機会をいただき、ありがとうございます。」さらに、時折、顧客に電話をしたり、訪問したり、その後の状況を確かめます。そして、第五原則で、製造部とともに力を合わせて、品質向上に向けた改革を実行します。また、この経験を生かして、クレームをきっかけにより高い価値を提供することができる企業へと変革するノウハウを構築し、他の社員と共有します。こうして、どこまでも顧客を大切にし、どこまでも社会に貢献できるより良い企業を創っていきます。
 このように自立型姿勢の六原則は、ありとあらゆるビジネスシーンに当てはめて考えることができます。自立型姿勢は、この六原則を念頭に置いて、物事や出来事を受け止めることで、考え方や姿勢が身に付きます。
 私にできることは、世の中全体から見れば、小さなことばかりかもしれません。しかし、どんなに小さなことであったとしても、誰か一人にでも、夢と勇気と笑顔を与えることができるのならば、私はそこに挑戦し続けていきたいと思っています。物事や出来事を前向きに受け止め、自立型姿勢を発揮する社会の創造に向けて、邁進していきます。

株式会社アントレプレナーセンター
福島正伸

 

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自立型姿勢の六原則