真経営用語辞典
◆ ~物事を前向きに考えよう!頭の中を整理するための言葉の定義~
■この本を読む人は、なぜか元気になってしまいます
【真経営用語辞典とは】
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問題が起きたとき、問題を「プラス受信」で解釈すると
成長のチャンスに変わるからです。
例えば、【問題】という用語をこの辞典で調べると、
【問題】・・・問題は改善、向上、成長、飛躍のチャンス!
問題がなければ、より大きなビジョンを描いて問題を創り出すことが大切。
という解釈になります。
何があっても物事を肯定的に捉える「プラス受信」の考え方を学べる一冊です。
株式会社アントレプレナーセンター
福島正伸
■クリックすると前向きな言葉の解釈が表示されます
【250以上の言葉から一部をご紹介!目次タイトルをクリックすると、対象リンク先にジャンプします】
▶01) 企業
社会に貢献し、人間性を向上させるところ。個人個人が持てる能力を最大限に発揮し、自己責任で互いに助け合いながらビジョンの達成を目指す場。企業は利益を出すこと、存在することが目的ではなく、ビジョンの達成を目的とする手段である。企業がその利益や存在を目的とすると、社会的に価値がないことも利益になりさえすればやることになり、さらには真実を隠し、社会に害をもたらすことにつながる。
▶02) 企業の成長
社会貢献度を高めること。社会により大きな価値・感動を提供することにより、社会的な存在価値が高まること。単なる規模の拡大や売上の向上、社員の増加は成長ではない。企業の成長が社会に価値・感動をもたらし、顧客や社会を幸せにするものでなければならない。
▶04) 起業家精神
いかなる環境条件のなかでも、自らの能力と可能性を最大限に発揮して道を切り開いていこうとする姿勢。あらゆる問題を前向きに受け止め、改善向上の機会とする。さらに自己責任で考え、自分ができることから取り組んでいく。その目的は社会や他人に価値・感動を提供することである。
▶05) メンター
相手の持つ可能性を最大限に発揮させる支援ができる人。部下や周りの人々をやる気にさせ、元気にする人。メンターの基本的な姿勢は、自ら見本となって行動し、他人を信頼して支援すること。メンターが重視するのは相手がこちらの言うとおりに行動しているかどうかということであり、そのためにまずは自分自身の行動で示し、どんな相手に対しても信頼の姿勢を崩さず、励まし続ける。メンターは他人をコントロールしようとする管理者とは対峙する関係にある。
▶06) メンタリング・マネジメント
個人のやる気を最重要視したマネジメント。企業の生産性はそこにいる人が自発的に能力を最大限に発揮することによって決まるものと考え、その自発性を最重視する。それは個人の意識に焦点を当てたマネジメントである。
▶07) アントレプレナー
いかなる環境・条件のなかでも、社会に価値・感動を提供するために、今できることから自発的に全力でやる人。他人のために自分自身と闘うことのできる人と言うこともできる。このような起業家精神を持った人のことをアントレプレナーと言う。その意味では起業家精神がなければアントレプレナーと言うことはできない。一方で、サラリーマンであったとしても起業家精神を持っていればアントレプレナーである。
▶08) 売上
社会への貢献度が数字化されたもの。売上の向上はそれがどのような理由で伸びたのかが問われる。社員への強制的ノルマや営業外収益などでいくら企業の売上が伸びたとしても、その企業の社会的存在価値があるとはいえない。むしろ社会に価値・感動を提供せずに売上が伸びたとすれば、そのこと自体が問題。社会に価値・感動を提供した結果が売上であり、売上が伸びないのはそれができないだけである。
▶09) 会社人
会社に依存して生きているだけの人。会社の指示に対しては忠実だが、自己責任で考え、自発的に行動することはしない。社内のことだけが関心事であり、社外の出来事については無関心。必ずしも社会に貢献できるとは限らないばかりか、働く目的が個人的安楽であるため、その増加は企業ばかりでなく社会を崩壊させる根本的な原因となる。
▶10) 社会人
社会に貢献できる人。企業で働くのはそのための手段。より社会に貢献できるようになるために、常に自分自身の能力を向上させることに努力を惜しまない。働く目的は、他人や社会に価値・感動を提供することによって充実した人生をおくることである。
▶11) 社風
自分自身が今そこでつくっているもの。社風が暗いのは、周りの人々が暗いからではなく、自分自身が暗いことが本当の原因。明るく元気な人が来ると、その場は明るくなり周りも元気になる。誰がいるかによって職場の雰囲気は変わるものである。ムードメーカーは自分自身。
▶12) 信用
継続的な努力によってのみ生まれるもの。この人、この企業ならば必ずやり遂げる、間違いないと相手が信じること。いくら”イメージ”を大切にしても信用は生まれない。なぜなら、信用は”真実”からしか生まれないからである。
▶13) 組織
企業活動を効率化するための役割分担、情報伝達経路といった一つのシステム。組織をいくら変革したところで、人々の意欲を高めることにはつながらない。組織を最大限に活かせるかどうかは、そこにどのような意識の人々が集まっているかによって決まる。組織改革と意識変革はまったく別物であり、意識変革とはビジョンの共感者集団を創ることをいう。最も効率的な「システムとしての組織」はビジョンの共感者集団という「意識としての組織」ができてこそ機能するのである。
▶14) 組織の活性化
自分が元気になること。今自身がどのような組織にいたとしても、そこでできることを考え実行していくことが、組織の活性化になる。組織が活性化するかどうかは周りの人々がどうかではなく、自分自身が目的に向けて意欲的にチャレンジし、活性化することによって決まるものである。
▶16) 安定
安定は目指すものではなく、改善・向上してきた結果である。また、現在の安定は将来の安定をまったく約束するものではない。それどころか、安定を得たと思ったときから、衰退が始まっている。日々変化する社会環境の中では、安定して続ける事業や企業などはありえない。どんなに安定している状況の中でも改善・向上することが、将来の安定への唯一の道である。
▶17) 意識変革
ビジョンの共感者集団を創ること。依存型意識の集団から自立型意識の集団へと変革すること。企業の規模が大きくなるほど人々は企業に依存し、自発的な行動をしなくなっていく。企業の成長に従って、相反するように人材の活力が失われていくのである。意識変革とは、このような依存型の意識から自立型の意識への変革をいう。つまり、何かのために、何を目指して働くかを明確化し共有する。そしてそのために一人ひとりが自分でできるように支援することである。
▶18) 感動
感動は、うまくいかないことの先にある。大きな困難があり、不可能と感じる障害があるほどに、その先には大きな感動が待っている。さらに最大の感動は、自分が努力したことで他人を感動させたときに得られる。企業活動における究極の目的は、顧客に感動を提供することである。そしてピジネスの世界で相手に感動を与えるためには、相手の想像を超える商品・サーピスを提供することが条件。顧客の想像を超えた商品・サーピスこそが感動を生む。
▶19) 管理
やればやるほど相手のやる気がなくなるもの。管理の強化は短期的な成果の代わりに、経費の増大と信頼関係の崩壊、さらには長期的な生産性の低下を招く。 管理とは決められたことを確実に達成しようとするために社員をコントロールしようとする考え方である。「飴とムチ」によって動機づけ、強制、命令によって行動を促そうとするものだ。しかし管理はやればやるほど相互の信頼関係はなくなり、相手は束縛・限界感の中で、不満とストレスがつのり、次第に生産性は低下していくことになる。
▶20) 信頼
こちらが期待したことを裏切られたり、相手が過ちを犯すことも前提において、相手のすべてを受け入れること。相手が成果を出せないのは相手が悪いのではなく、自分がきちんとアドバイス、フォローをしていないからだと考える。相手に責任を押しつげず、何度でもあきらめずにチャンスを与え続けることである。信頼なくして組織、集団の結束はありえない。
▶21) 信頼関係
こちらから信頼することによってのみ相手からも信頼される。信頼関係がつくれるかどうかは相手が信頼できるこどうかではなく、自分がどれだけ相手を信頼するかによって決まる。信頼関係は話し合ったり、飲みに行ったりすることによって生まれるのではなく、こちらが相手のすべてを受け入れることによって生まれるものである。
▶22) 支援
相手のために役立ちたいという意識を持って、できる限りの応援をすること。そして、最大の支援とは励ますことである。支援の目的は相手が自発的に困難・問題を乗り越える努力をするようになることである。まず自らが見本となって行動することで相手を動機づけ、相手がどんな状況であったとしても信頼し、できる限りの応援をしながら、長期的視野に立って応援し続けることである。
▶23) 生きがい
日々充実感を感じて生きること。充実感を感じるためには、夢・目標を持ってチャレンジし続けることである。障害や問題に対して、今できることからあきらめずに取り組んでいくことが生きがいになる。一方、目先の安楽を求めるほど生きがいのない人生になる。苦労なきところに生きがいなし。
▶25) 決意
やると決めて、いかなる困難でも受け入れること。決意において大切なことはどこまでの困難を受け入れる覚悟ができるかである。世界一の企業をつくるには世界一の困難をも乗り越える決意をしなければならない。決意をするにあたっては、自分がいまどのような状況にいるかは関係ない。そして決意をすると、目的を達成するために1つでも多くの問題を少しでも早く見つけ出して対処していきたくなる。決意は顔に現れる。
▶26) 幸せ
今の状況をすべて受け入れることによって得られる。いま、幸せであると思っている人は10年後に環境が変わっても幸せである。一方、いま幸せと思っていない人は10年後に環境がどれほど良くなったとしても幸せではない。どのような環境にいるのかではなく、その環境をどのように受け止めているのかによって幸せであるかどうかが決まるのである。プラス受信をすることができれば、どのような時でも幸せを感じることができる。
▶27) 感謝
感謝されることを目的とし、感謝されるために行動する。感謝することも大切だが、それ以上に大切なことは感謝されるようになることである。自分が存在することの価値を最も感じるのは他人から感謝された時である。また、企業の存在価値とはどれだけ多くの人に感謝されたかで決まる。
▶28) 期待
相手を思いどおりにしようとすること。期待が大きい人ほど人間関係もうまくいかなくなる。相手に期待すると裏切られて不満となって自分に返ってくる。それは他人を思いどおりにすることはできないからである。さらに不満を蓄積するとストレスになる。不満、ストレスの解消のためには考え方を変えるしかない。つまり他人に期待するのではなく、自分自身に期待することである。
▶29) 一流
他人に感動を与えることができる人。単に能力に秀でているだけではなく、その生き方が人々の見本となる人。自分で自分が一流であると言うことはできない。一流であるかどうかは他人が決めることであり、自分は一流を目指して努力し続けるしかないのである。
▶30) プロ
他人に感動を与えるために、日々自己成長の努力をすることができる人。プロは言い訳をしない、人のせいにしない、楽を求めない。プロはうまくいかなかった責任を環境や他人のせいにせず、自己の責任としてとらえ、全力で自己改善に取り組む。プロのライパルは昨日の自分であり、昨日できなかったことを今日できるように努力する。プロはすべてを努力によって解決する。
▶31) 口コミ
一人の顧客を完膚なきまでに感動させることに始まり、広告宣伝なしで企業を成長させる最も効果のあるPR方法。情報化社会ほど、体験した人の話が最も信頼性を持つ。それが極めて効果のある広告宣伝となり、加速度的に広まる。1人の顧客の後ろに100万入の顧客がいるのである。
▶32)教育(人材育成)
自らの姿勢で示し、信頼して支援すること。知識を教えるのではなく、自分から知識を身につけようとする自発性を喚起することが真の教育である。他人を成長させる最も良い方法は、何よりもまず自分が見本となって自分自身を成長させること、つまり、言葉よりも行動で育てることである。
▶33) 共存
相互に貢献することによってすべての個人・企業が成長すること。共存するためには、まずは自分から他に貢献すること。経営者団体などで参加者は自分の企業が成長することよりも、他の企業の成長に貢献することによって、すべての企業が成長することができるようになる。企業内においても他部署に貢献することによって、企業全体が活性化することができるようになる。
▶34) 競争相手(競合他社)
ともに一流、本物を目指して自分との闘いを競い合う仲間。うまくいったこと、うまくいかなかったことを伝え合い、励まし合う仲間。お互いに社会に貢献するために、助け合う仲間。そして強い相手こそ自分の見本である。アメリ力大リーグで世紀のホームラン競争を演じたマーク・マグワイア選手とサミー・ソーサ選手の関係は相互に励まし、称え合う真の競争相手であった。
▶35) 苦境
自分が最も成長できる状況。乗り越えられない苦境は起こらない。苦境のない人生はない。そして、苦境は悩み考えることによって行動を変革し、人間的成長を図る場である。その結果、自分と同じような苦境に立たされた人々の役に立つごとができるようになる。つまり、苦境は自分が社会に貢献するために自分に降りがかると考えることができる。乗り越えた苦境の数は、その人の社会貢献度を示す。
▶36) 後悔
後悔はあきらめたときに始まる。夢に向けてチャレンジしているかぎり後悔はない。後悔するかしないかは目標を達成したかどうかよりも、どんな失敗にもあきらめないで生きてきたか、チャレンジし続けてきたかどうかで決まるものである。長期的展望もなく目先の利益にとらわれていると、日々後悔することになる。
▶37) 困難
乗り越えることができる人だけに、さらなる人間的成長のために起こること。飛躍のチャンス。困難はいかなる人にも必ず訪れるものであり、困難を避けることはできない。問題はそのような困難をどのように受け止めるのかである。そして困難を乗り越える最も良い方法は困難を楽しむことである。そしてそのためにも夢は不可欠である。
▶38) 失敗
失敗とは「手段上の失敗」と「真の失敗」の2つに分けて考えることができる。手段上の失敗 私たちがやろうとする手段の9割は失敗するだろう。しかし、失敗を糧にすれぱ1つの失敗から1つのノウハウを知ることができる。つまり、失敗するほどノウハウがたまることになり、常に次のチャレンジは過去最大の成功確率があることになる。失敗するほど、やめる理由がなくなるといえる。真の失敗 どれほど成功に近づいていたとしても、自分があきらめた瞬間が真の失敗である。真の失敗は環境的要因によって決まるものではない。つまり、あきらめない限り人生に失敗はない。
▶39) 疲れる
夢がないときに起こる意識。疲れるというのは肉体的に疲れるのではなく、精神的に疲れるのである。そして精神的に疲れるのは、夢や目標を見失ったときに起こる。夢もなく目先の安楽のために嫌々やると、ほんのわすかな努力でも大変な疲労感となる。しかし夢があれば、肉体的に疲れることはあっても精神的に疲れることはなくなる。それは努力したことで充実感が得られるからである。疲れを感じたときは夢を確認する。
▶40) リスク
リスクを感じていないときが最大のリスク。これまでこの方法でうまくいっていたのだから、これからもこの方法でうまくいくと安心して、同じことを繰り返すことが最も大きなリスクである。つまり、リスクの本質とはそのような意識である。変化している社会の中では、同じことを繰り返すことは衰退につながる。事業はうまくいっているときほど、うまくいく方法を繰り返してしまう傾向がある。それこそがリスクなのである。